大手コンビニ会社のトップ交代に見る時代背景

セブンイレブンのトップ交代をメディアが伝えていました。営業畑のトップから人事畑の長い副社長を昇進させるという人事です。親会社は組織的なコミュニケーション(パイプの詰まり)が根本的な原因としており、原因の解決のためコミュニケーションに長けた人材を登用したのでしょう。

 

企業の利益の源泉が誰かの犠牲の上に成り立っていることは確かなことであり、それ自体をすべて否定することはできません。しかし、少子化からくる人口減少がかつての潤沢な労働力を少しずつ減少させ、ついに表面化してきたというところではないでしょうか。この現象が起こることは日本全体として想定されているはずですが、問題が表面化するまで放置していたことは、臭いものには蓋をするという日本の暗い側面を感じさせるものです。

 

大手といえども時代の変化には従わせざる得ない、力業だけではどうしようもない時代へ完全にシフトしたのかもしれません。

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