事業承継支援・M&A支援

M&A支援(人事労務デューデリジェンス)

M&Aをお考えの顧問先様及び企業様へ人事労務デューデリジェンスサービスを提供しております。
有機経営では、業務の一環として労務監査を実施しております。これまでの知見と経験を基にM&A対象先企業様の人事労務の領域を監査し、報告書にまとめご報告いたします。

人事労務のデューデリジェンスでは、簿外債務の有無(未払い金、未加入の社会保険・労働保険など)、労働トラブルの有無、人事制度、就業規則、雇用契約書、賃金規程などM&A後にトラブルにならないよう事前に課題点を洗い出します。
また、解決のための方向性も併せてご提示させていただきます。

労務監査実績(人事労務デューデリジェンス)
労務監査で判明した主な事項と改善提案

サービス業

労働時間、賃金、各種規程、雇用契約書、協定書、社会保険加入状況等について書類にて労務監査を行ったところ200時間超を含む長時間労働の従業員の存在や割増賃金の計算方法の間違い(未払い賃金)が見つかりました。
長時間労働は、36協定の上限を超えており、残業代の上昇が財務への圧迫のみならず、従業員の健康を阻害する大きな要因であるため、長時間労働を削減するための提案を行いました。
結果、給与計算の適正化により未払い賃金の解消とあれ、36協定の上限内で残業時間が収まっています。

運輸業

書類監査及びアンケート調査、面談を組み合わせて労務監査を実施しました。
人手不足から長時間労働が慢性化しており、残業申請の方法も周知徹底されていないことが判明しました。
また、残業計算において労働時間の切り捨てなどが見つかり未払い賃金の存在が確認されました。
改善提案では、業務量の偏りや重複している業務などの統合作業を行うと同時に、残業申請の方法について再度周知し、適切な残業申請と承認の運用及び給与計算の正しい計算方法指導、助言しました。
結果、残業時間の適切な把握と残業代の支給が実行されています。

M&A後の支援

M&Aは実施したら終わりではありません。
有機経営では、人事制度や就業規則などを統合するべきかなどの課題へも対応しております。

費用

費用は企業様の規模等により変動いたしますので、ヒアリングの上別途御見積もりいたします。
その他、M&A支援に関することでご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

事業継承支援および経営受託業務

事業継承支援

有機経営の事業承継支援は組織人事の領域において、M&A後の組織の在り方、管理職数の整合、就業規則、給与制度、人事評価制度の統一や改定運用、労務管理などについて中長期的に支援いたします。

具体的な主な悩み(課題)
・合併前と後の社員の給与をどのように行うか。
・就業規則は統一するか、それぞれの就業規則を持つか。
・休日や休暇は合わせるべきか。
・人事考課制度が合併先に無い場合、どのようなスケジュール感で進めるべきか。
・管理職数が増えすぎている場合降格させるか否か。
・残業のルールが異なる場合の統一するときの注意点。
・管理は一括でするか、各社で行うか。
・会議の在り方、文書作成ルール、情報管理、研修システムなど

組織人事の課題の解決には時間を要する類のものが多くあります。焦らず重要かつ優先度の高い課題を特定し地道に取り組むことが成功の鍵となります。
有機経営ではM&Aや事業承継後の組織人事の課題解決を一緒に考えご支援いたします。

事業承継へ7つのアプローチ

STEP
方向性の決定(状況変化に対応した修正)
STEP
事業承継課題の洗い出し
STEP
後継者の選定基準(後継者に求める資質)
STEP
創業から現在までの振り返り
STEP
社員の特徴(能力・適正)を把握
STEP
現経営者と後継者の合意形成(世界観・価値観・哲学・経営姿勢)
STEP
後継者育成(部署ローテーション・役職付け・現経営者直接指導・子会社等の経営・外部専門家による指導)

経営受託業務

経営受託業務では、次期経営者に引き継ぐまでの間において一時的な経営受託、次期経営者の育成も承っております。
※経営受託業務は、貴社の希望により受託期間、内容を決定し、定期的に経営状況を報告いたします。
※経営受託業務は、貴社所有権を取得するものではありません。

費用

費用、報酬は別途ご相談の上お見積りさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。