新型コロナウイルスに見る企業の社会的責任

沖縄県でも新型コロナウイルス感染が増え続け、4月9日には、那覇市医師会が『医療の緊急事態宣言』を発表しました。今医療現場はひっ迫した状況なのだろうと想像に難くありません。

この人類共通の問題に対処するための原理原則は、想像力を働かせることだと感じています。感染したらどうなってしまうか、感染させたらどうなってしまうか、医療従事者の負担感(精神的身体的)、感染判明後の取引関係先の不安、感染後の対応(感染者の行動把握、濃厚接触者の追跡と把握、関係各位に向けた通知、メディア等での実名発表、感染接触者の2週間待機・・)、少し想像力を働かせるだけで、リスク回避のための行動に何が必要であるか気づくはずです(その意味では、昨日フジテレビ系の番組は現状に一石を投じたといえるでしょう)。

企業の社会的責任として、最低限果たすべきこと

  • 医療従事者の方の負担を少しでも軽減するために、医療崩壊を招くことに繋がる可能性のある行動はすべて排除する
  • 児童生徒の学習の機会を奪わないよう、休校が延長されることに繋がる可能性がある行動はすべて排除する

このことはあまりにもあたり前のことですが、皆で足並みを揃えないと達成できないことです。

このまま感染拡大が続くと、医療従事者の方の負担が増し、医療崩壊になること(そうなると感染・発症しても助けるための余裕はなくなり、十分な医療ケアは受けられない)。

児童生徒は学習機会を奪われ、自宅にいる時間が長くなることを強いられること。

社会全体としてもストレスフルとなること。

その他、パニックにより生活インフラの停止が起こるかもしれないこと。

何よりも大切な人が亡くなるかもしれないこと。

これらは想像力を少し働かせれば、回避できることなのですよ。

 

別に今日の会議はやらなくてもいいじゃないですか。多少プロジェクトが遅れても、生きていればいくらでもリカバリーできます。様々な打ち合わせなんてものも今じゃなくてもいいのです。

会議や打ち合わせは、ITを駆使しテレビ会議でできますし、10人以上集まる会議なんてものはそもそも必要ないのかもしれません。

何も仕事をすべて停止した方がよいといっているのではありません。『今じゃなくていいものは後にして、最低限の業務を行ってはいかがでしょうか』ということです。

 

社会インフラを担う、医療、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、卸業、公共交通機関、介護、保育園、学童、物流、清掃、食品製造、農業などに携わる皆さまが無事に業務を進められるよう協力するときなのです。

私たちも、クライアント企業の理解と協力のもと、4月9日~4月19日(予定)まで打ち合わせ及び訪問を一時中止しています。

 

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